この記事でわかること
・普通の婚活が合わないと感じる理由
・発達障がいがある人が婚活疲れやすい場面
・無理に普通へ合わせなくていい理由
・自分に合う婚活へ変えるための考え方
・一人で抱え込まない婚活支援の使い方

江東区の小さな結婚相談所
「そんなひろしの相談所」
のひろしです。
記事は、ADHD・ASDなどの診断や治療を目的としたものではありません。
婚活の現場で起きやすい、
「会話・LINE・距離感・段取り・活動ペース」
こうした悩みを整理しながら、発達特性やコミュニケーションの苦手さに配慮して、
自分に合う婚活の進め方を考えるための
「発達障がいに配慮した婚活相談室」で運営しています。
目次
婚活で疲れているのはあなただけじゃない。でも、疲れの中身が違う

80.6%
婚活疲れを感じている
86.8%
異性に限るとさらに高い
出典:SMBCコンシューマーファイナンス「婚活・結婚に関する意識・実態調査」2025年1月 / 25〜39歳の婚活中男女500名対象
婚活で疲れること自体は珍しくありません。
でも、同じ「疲れ」でも、
発達障がい(ADHD・ASD傾向など)がある人の場合は、疲れの中身が少し異なってきます。
疲れの原因を比べると
一般的な婚活疲れ
- 条件に合う人と出会えない
- モチベーションが続かない
- 交際がなかなか進まない
発達特性がある人の疲れ
- コミュニケーション自体が重い
- LINEを考えるだけで消耗する
- お見合い前夜に眠れなくなる
「1回のデートでどれだけ気を遣っているか」
「LINEを送るまでにどれだけ頭を使っているか」
疲れは、努力が足りないからではなく、
使っているエネルギーの量が周囲よりも多いから、消耗してしまうのです。
普通の婚活が合わないと感じる理由

今の婚活の仕組みが、誰にでも合うように作られていない、というのが実際のところなんです。
短時間で「印象」を作ることを求められる
お見合いやパーティーは、初対面の30分〜1時間で会話を弾ませ、相手に好かれる印象を残す構造です。
初対面に強い緊張を感じる人、
話のペースをつかむのに時間がかかる人には、
この構造そのものが合わなくなります。
「もっとリラックスした状態なら、
ちゃんと話せるのに…」
そう感じたことがある人は、少なくないはずです。
「空気を読む」が当然の前提になっている
婚活には、誰も教えてくれない暗黙のルールが大量にあります。
「連絡は何日以内に返すべきか」
「何回デートしたら次のステップか」
「相手の反応が薄いときはどう判断するか」
これらはわかっていて当然という空気の中で進んでいます。
空気やニュアンスを読むことに負荷を感じる人にとって、この見えないルールは大きなストレスになります。
マルチタスクが多すぎる
実はタスクの多い活動です。
・プロフィール管理
・日程調整
・会話の準備
・服装の選択
・LINE返信
・次のデートの段取り
などなど
これらが同時に複数進む中で、段取りや予定管理が苦手な人は「出会う前の運営」だけで消耗してしまいます。
発達障がいがある人が婚活で消耗しやすい場面

どんな場面で疲れやすいかを、具体的に見ていきます。
これらはどれも
「婚活に向いていない」のではなく、
「婚活の構造と自分の特性がすれ違っている」という問題だからです。
お見合い・初対面
初対面の緊張感が強く、
会話の流れに乗るまで時間がかかる。
沈黙が怖くて早口になるか、
逆に言葉が出てこなくなる。
帰り道に「あの発言は大丈夫だったか」
「変に思われていないか」と反省してしまう。
LINEのやり取り
何を返せばいいかわからない。
考えすぎて返信が遅くなる。
相手の一言を深読みして、一喜一憂してしまう。
返信しようとして別のことが気になり、気づいたら忘れている。
仮交際が始まる
相手との距離感がわからない。
どれくらいの頻度で連絡すればいいか
わからない。自分の好きな話をしすぎてしまったと後悔する。
「ここから何をすればいいの?」と
止まってしまうことがある。
悩みに合わせた詳しい記事
悩みに合わせて、詳しい記事も紹介してます。
自分のつまづきを整理してみましょう?
大切なのは「普通に合わせること」ではない
婚活は、自分を別人にする場所ではなく、
自分のことを理解してくれる相手と出会う場所。
そのために必要なのは、苦手なことを無理に克服する努力ではありません。
苦手な部分をカバーする仕組みと、自分に合うやり方を見つけるプロセスなんです。
婚活疲れを解消する方法として
「一人で抱え込まず誰かに相談する」が
最多に挙げられており、
「相談できる相手がいることが重要」と感じる方は約9割にのぼりました。
出典:サンマリエ調査、2024年12月
つまり、
一人でぜんぶやろうとしなくていいんです。
自分に合う婚活に変えるために

LINEが苦手なのか、初対面の緊張が大きいのか、日程管理が難しいのか。
「なんとなく疲れる」の「なんとなく」を言葉にするだけで、具体的な対策が見えるからです。
お見合いなら「笑顔で挨拶する」
「相手のプロフィールから一つ質問する」
この中から一つできれば十分。
婚活は毎回100点を取る活動ではなく、
小さく整えながら進んでいく活動です。
週に何人と会うか、どれくらい連絡するか、すべて自分のエネルギーに合わせて調整できます。
頑張れる週もあれば、休む週もある。
大切なのは止まらないことと、止まりそうなときに一人で抱え込まないことです。
発達障がいに配慮した婚活支援とは

ここで注意したいのは、
発達障がいの診断や治療をする場所ではない
ということです。
「診断を受けていないから相談できない」
「自分が発達障害かどうかわからないから、行きにくい」
そう感じている方も多いのですが、そうした心配は不要です。
今の婚活で、何が難しいか。
どこで止まりやすいか。
何に不安を感じているか。
その具体的な困りごとです。
発達障がいに配慮した婚活支援で整えることができるのは、次のようなことです。
- 婚活の進め方を一緒に言葉にして整理する
- 苦手な場面をカバーする仕組みを考える
- お見合い前の準備を一緒にする
- LINEの文面を一緒に考える
- 仮交際中の不安や疑問を言語化する
- 無理のないペースで活動できるよう調整する
- 必要に応じて、専門家の視点も取り入れる
また、全国どこからでもオンラインで相談できるため、「近くに理解ある相談所がない」
という方にも対応できます。

まとめ

できないことを責める婚活ではなく、
できるやり方を一緒に見つける婚活へ。
普通の婚活が合わないと感じるのは、あなたの失敗でも欠点でもありません。
婚活の構造と、あなたの特性がすれ違っているだけです。必要なのはもっと頑張ることではなく、あなたに合うやり方を見つけることです。
一度、今の状況を整理してみませんか。
「何がうまくいかないのか、自分でもよくわからない」という方こそ、まずお話を聞かせてください。診断の有無も、恋愛経験も問いません。
今どんな場面で困っているかを一緒に整理して、あなたに合う進め方を考えていきましょう。
※勧誘は一切致しません。
よくある質問
参考資料
・リクルートブライダル総研「婚活実態調査2024」・IBJ「結婚相談所入会者に関する調査」
・弘前大学「ASD有病率に関する調査(Molecular Autism, 2020)」
・日本自閉症協会「自閉スペクトラム症に関する情報」
※本記事は医療的な診断・治療を目的としたものではありません。



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